延々と引き止められる

私はイルカと触れ合える水族館でアルバイトをしたことがあります。そのアルバイトの仕事内容は結構過酷なものでした。

専用の電話を水族館から借りて、かけてきたお客さんにそこまでの道のりを教えるというアルバイトです。結構道には詳しい私でもなかなか伝えるのが難しい場所に水族館があったのです。時間を決められていて、その時間帯はずっと拘束され、電話がかかってきたらすぐに出るというのは結構疲れました。でもこのアルバイトを一生懸命頑張っていました。

私がこのアルバイトをしたのは、「イルカ」が好きだったからです。イルカショーが有名な水族館で、私もよく足を運んでいました。だからこそ、このようなアルバイトが出た時に喜んでやりました。しかし最初はこれほど時間を拘束される仕事とはよく分かっていませんでした。とにかく初めにイルカと一緒に泳いで構わないと聞いて、これにすごく惹かれました。こうして一日目はイルカと触れ合って、その次の日から電話対応のアルバイトを始めたのです。

最初は本当に緊張して、トイレも我慢して電話の前で待機していました。しかし何度も電話を出るようになって、段々と慣れていきました。今まで以上に地理の勉強をして、いろんな場所から水族館に行く方法を頭に叩き込みました。慣れてきたころには本当にスムーズに道のりを説明できるようになっていて、ほっとしていたのです。しかし私はだんだんとこの仕事が続けにくくなりました。大学に通っていて、どんどん勉強の方が難しくなっていったのです。このままアルバイトを続けていたら、やっぱり自分の時間は減ります。学業がおそろかになって、みんなについていけなくなりそうになっていて、止む無くお仕事をやめようと思いました。

ただどのタイミングで伝えたらいいのか分からなくて、うだうだしていました。言い出せない自分にイライラしつつも、1か月くらいなかなか辞めれずにいました。そのせいで一度学校のテストの点数が大幅に落ちてしまって、それを機にやめる決意を固めました。勇気をもって、上の人に「辞めたい」ということを伝えに行ったのです。仕事を始めてから7か月後のことでした。しかし、その時期はちょうどゴールデンウィーク前で、「今辞めてもらったら困る」と言われてしまって、確かに私もそれはそうだと思ってゴールデンウィークは乗り切りました。これでやっと辞めれると思って、相談するとさらに引き止められて、もう1か月いてほしいとか言われました。

私の流されやすい性格につけ込んで、「もう少し」と何度も言われて引き留められたのです。こうして私は今までのようにズルズル続けて、気づけば1年程経っていました。この頃には友達に本気で心配されたのです。はっきりしない私のせいで、一度代わりに友達が協力してくれて、辞める話を進めようとしてくれました。しかし、水族館の職員に「部外者は関係ない」と言われて、口論になりました。このせいで友達にまで迷惑をかけてしまったのです。私が自分ではっきり言えなかったのが悪かったのです。このせいで心配してくれた友達に口論をさせて嫌な思いをさせてしまいました。

このように辞めれないというトラブルのせいで、大変困りました。最終的にはお客さんからかかってきても電話に出ないと行って、無理やり辞めさせてもらいました。このようなことがあって、仕事を辞めさせてくれない理不尽なアルバイトがあることに本当にびっくりしました。私が強く言えないのも悪かったかもしれませんが、アルバイトなんだからもう少しすんなり辞めさせてほしかったです。

私のようにはっきりモノが言えない人にアルバイトを辞めると伝えるのは勇気がいります。でもこれは自分のことです。できる限り自分で解決するべきです。ほかに迷惑をかけないように友達に着いてきてもらったりするのは辞めましょう。自分の口でしっかりと意思を固めて、「辞めたい」ことを言ってください。仕事をボイコットするつもりでいきましょう。このようなトラブルに対処するのは大変難しいですが、気を強く持って、NOということが大事だと思います。