貸与されたはずの制服や靴を買い上げさせらる

学生時代に個人営業の居酒屋で1ヶ月ぐらい働いていました。海鮮居酒屋でおそろいのポロシャツや前掛け、長靴などがユニフォームで、働き始めた最初のときに自分で立て替えて新品を購入して、1ヵ月後の給料の際にその分の費用が上乗せされる約束でした。

そしてそのまま働き続けていつか辞める時には一式返却して辞めるという流れが暗黙で決まっているようでした。洗濯は店にも洗濯機があって古参のバイトが暇を見て洗濯しているようでしたが、こちらも暗黙の了解で全員が洗濯に出してしまうと洗濯が大変なので、シフトにあまり入っていない新人や学生は自宅に持ち帰って自分の制服は自分で洗濯していました。 働き始めてしばらくは大変なこともありつつ長めのシフトに入ってそこそこ学生生活の足しになるような収入を得られるくらいのシフトを入れていたのですが、1ヶ月も働かない内にシフトを巡って店長ともめる事態になってしまいました。

僕が入ったときには丁度、古参のバイトが就職試験か何かでシフトを減らしている状態で、今思えばそれで人手が足りないので学生バイトが募集され僕が採用されたようでした。ところが古参のバイトの就職試験が思ったより早く終わったのか翌月から今までどおりほぼ毎日入ることになって、店自体の売り上げも芳しくないことからバイトが余る事態になって新人で使いづらい僕を厄介払いするような流れになりました。

僕自身は仕事を覚えつつあるところで、役に立っていないつもりはなかったのですが、古参のバイトと比べれば戦力にならないのは明らかで、僕に対する教育の人手も裂きたくなかったのだと思います。

面接のときは募集されていた通り、週4日働けるかを念入りに質問され、自分も期待に応えたいのと、一定の収入を確保したいので週4日働きたい旨を店長に伝えていました。しかしこの時には店長から来月からは週2日にシフトを減らして欲しいと急に言われた為、話が違うと僕が抗議して、それがきっかけで険悪になってしまったのです。

古参バイトの人は親切な人で僕を煙たがりはしなかったのですが、その人の復帰が原因で僕のシフトが減るのは明らかなので、申し訳ないのかなるべく関わりたくないのが明らかなのと、僕自身もその古参のバイトさんのせいでという逆恨み的なものもあってその古参のバイトさんともあまり会話しなくなってしまい孤立してしまいました。

結局、店長の思惑通りなのか入ったばかりの僕自身が気まずくなって店長に伝えると、すぐに新しいバイトを探したほうが僕のためだから嫌なら明日から来なくていいと言われて、僕としてもそのほうが楽だったのでお互い合意の上そのまま辞めてしまいました。

そして後日給料日になって送られてきた明細を見てあれ?と思いました。時給相当はきちんと払われていたのですが、立て替えて領収書も渡したはずの制服代が含まれていなかったのです。忘れていたのだろうと思って店長に電話すると、僕の制服は自宅での洗濯の状況が悪くてこの後他の人が使えないので店としては買い取れない。僕が買い上げという形にさせてもらうという物でした。制服は店に置きっぱなしになっているので取りに来てくれという驚くべき内容でした。

僕は1ヶ月しか働いていないので、たとえ洗濯の頻度が少なくて制服が臭くなっていたとしても、また洗濯して使えないので捨てなければいけないほど傷んではいませんでした。そもそもそんな約束はしていないので、後で帰ってくる前提で立て替えて購入したのにあんまりだと思いましたが、もう辞めてしまった店にまた行ってそんな押し問答をする気力も無く、早く縁を切りたかったので、制服は要らないので処分してくれと店長に伝えてそれっきりになりました。おそらく僕の買い上げさせられた制服はまた綺麗に洗濯されて他のバイトや店長の洗い換えとして普通に使われていると思うと悔しいです。

教訓としては、働く前に初期投資としていろいろ買わされるバイトは怪しいということと、そういう約束をしたら必ず書面でわかる形にしないと後で泣き寝入りになるということです。働く当初はバイト先でうまくやって長く働くから、最初の数千円の投資はしかたないと思っても、会わない、トラブルなど予想していなかった事態ですぐ辞める事になったときのことを考えて自腹を切って損をすることがないように身長になるべきだと思いました。